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「沐浴の前」1881年 アーサー・ヒル |
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コレクション展「ヌード―描かれた体、撮られた体―」が8月22日まで開催されている。写真、デッサン、油彩など、かたちとしてとらえられたさまざまな裸体の表現を比較して見ていくと、意外な発見があっておもしろい。
そのなかのひとつ。この作品を見ていて、ふと、だしぬけに、「?」と思った。 19世紀末のイギリス、ヴィクトリア朝の絵画。そういえば昔ヴィクトリア朝の絵画展を開催したな。左下の壺、アンフォラっていうんだっけ。で、これから沐浴するので衣を脱ごうとしているわけか…あれ? ここに描かれているの、男性? 一度疑問がわきあがると、そんなふうにしか見えなくなってしまうのが不思議。うーん、今まで気づかなかったなあ。もし男性なら、プラトンやらイギリス世紀末やら、いろいろ考えてみないといけないだろうなあ… でも、皆さんにはどう見えますか? 県立美術館学芸専門監 斎藤 郁夫 |