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えほんのとびら
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No.80 『子うさぎましろのお話』
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クリスマスが近付くと読み返したくなる本の一冊に『子うさぎましろのお話』があります。
ましろはサンタクロースのおじいさんから贈り物をもらいますが、一つではもの足りず、体に炭をぬって黒うさぎになりすまし、もう一度もらおうとします。おじいさんはそれがましろだと気付きながらも「そうか そうか」と言いながら、贈り物を皆に配り終えてからっぽになった袋を裏返し、一粒の小さなたねを渡します。たねをもらって満足したましろは体の炭を落とそうとしますが、どんなにはらっても取れません。「うそをついて、おじいさんの ところに、もういちど もらいに いったから、くろいのが とれなくなったんだ、きっと」。降りしきる雪の中でましろは途方に暮れます。ところが、あの一粒のたねが奇跡を起こしてくれるのです。 イルミネーションに色どられた華やかな幸せとは一味違う、静かな森のクリスマスのおはなしです。 (ぶどうの木代表・中村佳恵) |