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えほんのとびら
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No.82 『かえるをのんだととさん』
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昔話には、長い年月語り継がれていくなかで熟成された独特の味わいがあります。この作品は、日本の昔話を絵本にしたものです。
おなかの痛くなったととさんは、かかさんにすすめられておしょうさまの所へ相談に行きます。「そりゃなあ、はらのなかに むしがおるせいじゃ。かえるを のむと いいぞ」言われたとおりにしてみたものの、かえるが腹の中をぺたらくたらと歩くので気持ち悪くてなりません。今度はかえる退治のためおしょうさまの言いつけどおりに蛇をのみ、きじをのみ、さては猟師、ついには鬼までのみこんでしまいます。最後におしょうさまがとった見事な手段で腹痛はぴたりとおさまり、めでたし、めでたし。 奇想天外なお話がすとんと納まる結末の面白さに加え、小心者のととさんとしっかり者のかかさん、そしてちょっとつかみどころのないおしょうさまの個性が絵にはっきりと描き分けられており、すみずみまで楽しい絵本です。(ぶどうの木代表・中村佳恵) |