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No.85「きつねのホイティ」
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舞台はスリランカの小さな村。きつねのホイティは食いしん坊。ある晩、おいしそうなにおいに誘われて行き着いたのはアンゴウさんの家。御馳走にありつきたいと考えたホイティは、服を身につけ人間になりすまして「なにかひとくち たべさせてくださいませんか?」と丁寧に頼みました。アンゴウさんは気前よくもてなします。
この作戦に味をしめたホイティはマンゴウさん、ランゴウさんの家でも同じ手を使って大得意。実はこの三人、だまされたふりをして御馳走をふるまい、楽しんでいたのです。が、そのうちホイティの厚かましさに気のいい三人も腹を立て、仕返しを考えます。さてそれは? 作者のウェッタシンハはスリランカの小さな村で過ごした子ども時代を「私の一生で一番幸せだった」と語っています。人や動物、草や木までがのびのびとおおらかに描かれたこの絵本の世界は、作者の子ども時代の風景そのもののような気がします。 (ぶどうの木代表・中村佳恵) |