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ナガレタゴガエル
2009年11月4日掲載
写真提供:山口県立山口博物館

 09年4月、山口県内では13番目となるナガレタゴガエルの生息が新たに確認されました。ナガレタゴガエルは78年に国内で初めて見つかり、90年にようやく学名が決まった日本固有種です。このカエルは人がほとんど訪れることのない山深い渓流で生活しています。晩春から秋には渓流沿いの森で暮らしていると考えられ、成体を見つけることはほとんどできません。冬眠は水中で行うため、晩秋に渓流に集まってくるようです。2〜3月に繁殖活動を行っていると考えられ、4月に発見されたメス個体は死亡個体を除いて、すべて卵は持っていませんでした。産卵場所の特定や詳しい生態については解明できていませんが、山口県内でも発見されていない脊椎動物がいたことをとても嬉しく思いました。現在博物館の入り口近くにあるスポット展示コーナーで、「発見!山口の動物」と題して、ナガレタゴガエルを写真と標本により紹介しています。是非ご覧ください。
県立山口博物館動物担当 田中 浩