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「技術の積み上げ」
2009年12月2日掲載
写真提供:山口県立山口博物館

 街なかが、イルミネーションに彩られる季節になりました。最近のイルミネーションの光源には、発光ダイオード(LED)が使われるようになってきました。 LEDは、1960年代に開発されました。90年代には、青色LEDの実用化が大きな話題になりましたが、これは、青色の光を取り出す化合物半導体の開発が難しく、実用化は当分先と言われていたからです。
 青色に続いて、純粋な緑色LEDが実用化したことで、約30年かかって光の三原色(赤、緑、青)がそろうこととなり、LEDの用途も、信号機や液晶ディスプレーのバックライトなどと広がりました。また、この間培われた技術が、ブルーレイディスクや、高速通信技術などの開発にも利用されています。
 LED開発の30年間だけに注目しても、開発に取りくみ続けた多くの人たちの積み上げた知見がベースとなり、さらなる研究開発を支えているのです。
県立山口博物館理工部門専門学芸員 漁 剛志