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ニホンヤマネ
2010年3月3日掲載
写真提供:山口県立山口博物館

 山口県内に生息する哺乳類の中で、唯一、天然記念物に指定されているのがヤマネです。ヤマネは、体重約20グラム、鼻先から尾の付け根までの頭胴長は約7センチの小型哺乳類で、世界で日本にしか生息していない日本固有種です。夜行性であり、樹上で生活するため生息の確認が難しく、これまで山すその人家などで偶然に発見され、新聞やテレビで取り上げられる事はありましたが、県内のどこに生息しているのか分かっていませんでした。どうすれば確認できるか。意外にも野鳥用の巣箱がヒントになりました。巣箱をヤマネが利用することがあり、検証した結果、幹側に出入り口を設置した巣箱をヤマネがよく利用することが分かりました。これまで県内各地に200以上の巣箱を設置し、広範囲でヤマネの生息が認められました。巣箱の中で冬眠したり、子育てをする個体の確認もできました。調査を続けることで、ヤマネの生活ぶりを明らかにしたいと思っています。
県立山口博物館 動物担当 田中 浩