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「カスミサンショウウオ」 |
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サンショウウオというと、どうしても大型のオオサンショウウオを想像してしまいますが、山口県内には体長8〜18センチの小型サンショウウオが4種生息しています。この中で、平地から低山などに生息しているのが、カスミサンショウウオ(低地型)です。
1〜3月、水深の浅い池や湿地、流れのない山際の側溝などに集まり産卵が行われます。受精卵は、卵のうと呼ばれる1対のバナナ状の、長さが10センチを超える袋につつまれます。卵のう内には、30〜70個の受精卵があります。生まれた幼生は、夏には幼体となり水中から陸上へと上がっていきます。 成体を確実に見ることができるのは、繁殖期だけです。産卵に適する浅い池や湿地などが少なくなり、数を減らしており、環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧?類に指定されています。何万年と引き継がれた種を絶やさないためにも、身近な生き物の暮らしを見つめていきたいものです。 県立山口博物館 動物担当 田中 浩 |