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県道拡幅の影響を受けて閉鎖し、およそ2年間さら地のままになっていた湯田温泉の旧ホテルタナカ跡地に、タナカホテルグループ(田中康人代表)が新たに、和風旅館の外装と都市型ホテルのような先進的スタイルのサービスを導入した“和モダン”旅館「古稀庵」を建設することが決まった。すでに6月30日に起工式を済ませ、来年4月のオープンを目指して工事を進めていく。
この場所は同グループが初めて観光事業に着手した「湯田レジャーセンタータナカパーク」のあった“観光部門発祥の地”。約8580平方メートルもの広い敷地に対して、新しく建てられる宿泊施設は離れの平屋3棟と2階建て3棟の客室全16室のみ。そのほか本館棟、大浴場を除くエリアには、雑木林と芝生があしらわれた自然空間が整備される。池から小川を流し、夏にはホタルを乱舞させる構想もあるなど“寛ぎと癒やし”をコンセプトに、温泉街の一画で緑に囲まれた閑静な別世界が創り出される。また、食事も「地産・地食・地味」を追求し、地元産の良い食材や自社で栽培した野菜などを、山口の味付けで料理して提供する。
湯田温泉に宿泊施設が新設されるのは01年のスーパーホテル以来10年ぶりのことで、地域活性化のカンフル剤として期待も大きい。「湯田温泉への宿泊者が減っている中、今までになかったスタイルの新たな旅館を作ることで観光客の選択肢を広げ、湯田温泉全体の集客増加につなげたい」と同グループ。
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