ニュース/ イベント/ 山口周辺/ 札の辻・21/ 稜線/ おんなの目/ キラッ/
えほんのとびら/ サンデー美術館/ おもしろ小箱/ 施設情報/ 観光/ 子育て/ 映画/
ご意見・ご質問/ バックナンバー/ 広告掲載/ 会社案内

ホーム稜線>2010年1月

稜線

稜線 (2010年1月29日)
 さる1月13日、恒例の山口青年会議所新春パーティーが、渡辺市長、中野商工会議所会頭、丸本山口大学学長らも参加して開かれた。
 今年度新しく第55代会長となった大庭典夫氏は冒頭に大要次のようにあいさつし、
 「1956(昭和31)年に全国87番目に創立された山口青年会議所は55周年を迎えた。われわれの先輩たちは、ふるさと山口を愛しその時代時代を青年らしく常に新しい発想で事業展開し、青空天国いこいの広場、日本JCグランプリに輝いたアートふる山口、韓国公州青年会議所との交流など市民の皆さん共々に実行してきた。この伝統をしっかりと受け継ぎ研鑽し、次の世代へバトンタッチせねばならない」と抱負を述べた。
 山口市は1月16日に阿東町との合併で人口は19万9千余人で下関市に次ぎ県内2位、面積は1023平方キロ余となり、玖北地方と合併した岩国市を抜き1位で、いよいよ県央中核都市の骨格は一応形成された。考えられることは旧阿東町から旧阿知須町まで縦長市域の連帯感を醸成する必要がある。ひとつ山口青年会議所と吉南青年会議所の共催で、徳佐八幡宮から阿知須きらら公園まで市内中学駅伝など企画したらどうだろう。             (F)
稜線 (2010年1月22日)
 今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は、全国的に人気の高い坂本龍馬が主人公なだけに、好調な滑り出しを見せているようだ。薩長同盟を取り持ったくだりは深く描かれるだろうし、妻・お龍とともに暮らしもした下関は、物語の終盤で重要な舞台にもなるだろう。吉田松陰は2月7日放送の第6回「松陰はどこだ?」で初登場。ほかにも長州藩から桂小五郎(木戸孝允)、高杉晋作、井上聞多、三吉慎蔵、伊藤俊輔(博文)らが登場するだけに、山口県人としてはチェックしておきたい。
 最近、全国各地で「郷土の偉人を学ぼう」との気運が高まっており、素晴らしいことだと思う。県教育委員会も昨年、公立小中学校の授業などで吉田松陰について取り上げるよう推奨した。しかしながら県教職員組合などでつくる団体は「優れた人物とする見方もあるが、幕府要人の暗殺計画を立てた人を道徳教育の対象とするのは間違い」「外部からすべての学校に指示を出すことは教育への不当介入」などと反発したのだという。
 子どもたちに、生まれ育つ地域について教えるのは、とても大事なこと。郷土の先人たちは、その格好の材料になるはずだ。いろいろな見解があるのなら、そのことも含めて教えればいい。(K)
稜線 (2010年1月15日)
 さる1月5日山口商工会議所恒例の新春互礼会で、中野会頭、渡辺市長共に今年は大内氏による山口開府650年に当たるとあいさつで述べた。
 東京堂版「日本地名辞典」には山口市について次の記述がある。
  『山口は先史遺跡の分布が多く1360(正平15)年大内弘世が居館を大内御堀から七尾山麓一ノ坂川扇状地に移して市街区を造成以後「西の京都」と呼ばれる所以となった。以後山口は京文化の構築は勿論、大陸・南蛮文化の移入によって特有の大内文化を熟成させる』
 また小学館版日本の歴史「躍動する中世」に『山口は大内弘世の時代に京都の祇園社と北野天神を勧請するなど都市の風致を整へ、その世系が百済の後裔であることから朝鮮との交易を行い日朝交流の基礎を築くなどして、防長のみならず豊前、筑前、安芸、石見にまで支配勢力を伸ばし1551(天文20)年山口で布教したサビエルは「日本国内ではすこぶる繁栄する城下で戸数一万戸以上」のレポートも現存する』とある。
 阿東町との合併により人口約20万となった県都は650年前の行政コンパスに劣らぬ21世紀型経済・文化の伸展を国際都市山口を視野に伸ばしてゆきたいものだ。(F)
稜線 (2010年1月8日)
 新しい年を迎え、1週間が過ぎた。年末年始の過ごし方が以前とは様変わりしているせいか、正月気分もあっさり抜けたのだが、その反面、新年らしいすがすがしい気分にも、なかなかならない。
 二井関成県知事は、今年の書き初めの言葉に「志」を選んだ。心の持ち方、信念、「人を思う気持ち」等を指すこの言葉、こんな時代だからこそ肝に銘じたいものだ。
 バブル期以降の虚業がもてはやされ、実業にいそしむ者が冷や飯を食う様などは、どこか「志」の部分でズレており、その積み重ねがこの不況にもつながったのではないか。また、以前は豊かさの象徴だった、海外生産物や輸入品を安く販売する行為も、国内生産者が食べていけなくなったり、労働環境の悪化にもつながる「志」のない行為だといえるだろう。農水産物から工業製品まで種類を問わず、地球の裏側で採れたり作られた物の方が地元産より安いなど、単純に考えるとあり得ない。運ばれた距離に応じて「環境税」を課すなどしなければ、“グローバル企業”だけの世の中になってしまう。
 賃金下落、下請けたたき、失業などにあえぐこの時代だからこそ、見え隠れする一つひとつの行為に「志」があるのかどうかを、選択場面での判断材料にしたい。 (K)