じんましんの大多数(8~9割)である特発性じんましんは、誘因なく皮疹が出現するものです。典型的なものでは毎日皮疹が出現し、数時間で消えます。抗ヒスタミン薬内服で症状を改善、慢性化を防ぎます。内服を継続しても改善が乏しい際は、もう1種類抗ヒスタミン薬を併用することなどが推奨されています。それでも症状が強い場合は、ケースバイケースとされていますが、ゾレア注射による治療が可能です。慢性の特発性じんましんの患者さん(IgEが低くない方)の場合、3カ月の時点で9割の方が痒みの改善を認めています。保険適用なのですが、3割負担でゾレアの薬剤費は1万3072円となっており安くはありません。慢性の特発性じんましんに悩まされている方はお近くの皮膚科でご相談ください。通われている皮膚科に、ゾレア注射を扱っているか事前確認をされた方がいいかもしれません。尚、刺激誘発型のじんましん(1〜2割)では治療が様々ですので、今回は説明を省きます。
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