ヤマガラはスズメほどの大きさの野鳥で、赤茶色の腹部が目立ちます。さえずり(オスが繁殖期に異性へアピールのために出す鳴き声)は「ツーツーピー、ツーツーピー」とゆっくりとした口調です。地鳴き(オスとメスが一年中出す共通の声)では「ニーニーニー」とやや鼻にかかったような声を出します。
主に山林に生息し、樹木の多い公園など身近な場所でもよく見られます。秋から冬はヤマガラのみで群れになるだけでなく、同じ科のシジュウカラや他の科のエナガ、メジロなどと群れになって行動することも多くなります。林に暮らす小さな野鳥たちをまとめて注目してみてください。
スズメ目 シジュウカラ科
[全長] 14cm
[時期] 一年中見られる留鳥
新光産業きらら浜自然観察公園 寺本 明広