11回目を迎える「湯田温泉スリッパ卓球大会」が、11月14日(土)に開かれる。やまぐちリフレッシュパーク(山口市大内長野)が主会場で、湯田温泉に舞台を移す上位戦は「湯田温泉こんこんパーク」(山口市湯田温泉5)で初めて開かれる。同実行委員会(西岡稀海香委員長)の主催で、湯田温泉旅館協同組合(中村卓也理事長)とサンデー山口の共催。
第1回大会は、2012年に開催。山口市の財産である湯田温泉の知名度アップとにぎわい創出、そしてロンドン五輪を同年夏に控えた地元出身の卓球女子日本代表・石川佳純選手の応援を目的に、温泉の風物詩でもある「卓球」を、旅館のスリッパを公式ラケットとする「B級スポーツ」に仕立て上げた。大会のテーマは「遊びを極めた真剣勝負」で、初開催にもかかわらず出場者は、北海道から九州まで全国各地から集結。そのこともあって、翌2013年には(財)地域活性化センターが主催する「第17回ふるさとイベント大賞」の「奨励賞」も受賞した。回を重ねるごとに参加者も増え、昨年の第10回大会には、過去最多となる540人が参加した。毎回「ベストドレッサー賞」も設けており、コスプレ姿で競技を楽しむ人が多いのも特徴だ。
前回は540人が参加
大会は、ダブルスのみで実施。第1回から7回までは、「シングルスの部」と「ダブルスの部」を設けていたが、シングルスは競技性が強くなりすぎてしまったためいったん中止に。第8回以降は、卓球経験者やスリッパ卓球を定期的に練習している人向けの「キャリアの部」(募集人数:200組程度)と、単純に楽しみたい人向けの「エンジョイの部」(同)とに分けて開催。ボールやネットの高さも「ラージボール」仕様に合わせており、誰でも参加しやすいようにしている。両部とも、参加ペアの性別・年齢の組み合わせは自由。参加資格は中学生以上で、参加費は1組4000円。
参加者は、主催者が用意するスリッパをラケットに、11点×3ゲームマッチで対戦する。男性ペア対女性ペアは2点、男性ペア対混合ペアは1点、混合ペア対女性ペアは1点、全ゲーム女性側にハンディが付与される。そして入賞者には、「山口を代表する農産物」や「湯田温泉宿泊券」などの賞品を贈呈。さらに、ベストドレッサー賞も3位まで設けている。また、石川佳純さんグッズや湯田温泉入浴券などの参加賞も用意する。
最新情報等は、大会公式フェイスブックページ(http://www.facebook.com/yudaonsen.slipper)で告知。全ての競技終了後には、参加者と運営スタッフによる懇親会(会費5000円、午後7時ごろから)もある。
エントリーの締め切りは10月23日(金)。申し込みは専用フォーム(https://business.form-mailer.jp/fms/d0458893356414)から。問い合わせは、同事務局(スイッチボックス内、TEL083-902-7722)へ。
大会の経済効果は約480万円 山口大加藤研究室が推計
山口大経済学部の加藤真也准教授研究室は、湯田温泉スリッパ卓球大会の経済効果を図ろうと、昨年3月1日に開かれた第10回大会の会場で参加者アンケートを実施した。回答人数は197人。
大会への参加に伴う支出を、①宿泊代②飲食費③交通費④グッズ⑤観光施設費⑥その他に分けて記入してもらい、その結果から全参加者(540人)による経済効果を推計した。
すると、山口市内からの参加者(262人)の支出総額は①6万0462円②13万2679円③1万2764円④0円⑤0円⑥2万5513円。山口県内(山口市以外)の参加者(201人)の支出総額は①18万5290円②7万8552円③3万3500円④1155円⑤0円⑥2万3103円。県外からの参加者(77人)の支出総額は①26万1800円②18万0334円③50万4011円④11万0880円⑤3万0800円⑥2万4640円。全参加者の支出合計額の推計値は、166万円となった。
そして、前記の支出に加えて催しの開催費用なども加味した経済効果は約480万円で、山口県の県内総生産(GDP)を300万円高めたと分析した。