視覚障がい者がより良い生活を送れるようにと「ロービジョンフォーラムin新山口2026」が、10月12日(月・祝)午前10時から午後3時まで、KDDI維新ホール(山口市小郡令和1)で開かれる。視覚障がい者およびその支援者だけでなく一般市民も対象で、参加は無料。事前申し込みも不要だ。主催は山口県ロービジョンケアネットワーク。
今回初めて、「生活・家電・人ブース」が開設される。単に生活家電や便利グッズを展示するのではなく、実際に家電を使っている視覚障害者が「当事者ナビゲーター」として説明役を務める。「この音があると分かりやすい」といった自らの経験を来場者に伝え、企業の担当者とも意見を交わしながら、これからの「使いやすさ」を一緒に考える場とする。視覚障がい者や一般の人、大学生など約80人がボランティアとして運営に協力する予定だ。
また、例年同様、拡大読書器や遮光眼鏡などを試用できる福祉機器展、白杖(はくじょう)歩行体験、盲導犬体験、学び方・働き方相談、障がい者スポーツの紹介・体験、スマートフォン相談、各種相談会などのコーナーが設けられる。
午前11時半からは、視覚障害のあるサウンドデザイナー・日山豪さんが「私たちの暮らしの音とデザイン」と題して講演する。日山さんはDJとして国内外で活動し、2010年にサウンドデザイン会社「エコーズブレス」を設立。大阪・関西万博の展示の空間サウンドなどを手がけた。
午後2時からは、視覚障害者と晴眼者による「音色楽団-オトイロガクダン」の音楽ライブが、1階メインスタジオで開かれる。バンド名には、「色を目で楽しむことは難しくても、音を色と同じように感じて楽しもう」という思いが込められている。
同ネットワークは、山口県眼科医会、やまぐちロービジョン勉強会、山口県盲人福祉協会、山口大医学部眼科学教室、山口県視能訓練士会の5団体を中心とする支援グループで、2018年から県内各地でフォーラムを開いている。今回から山口県の後援も受けている。
手話や誘導、点字資料などの支援が必要な人は、事前に連絡を。問い合わせは、山口県盲人福祉協会(TEL083-231-7114、平日午前9時~午後5時、メール:yamamou@yamamou.com)へ。