「やまぐちの名物ロケ弁」を、山口市フィルムコミッション(TEL083-933-0088)と、湯田温泉活性化を目指す女性グループ「ゆだもり」が共同開発した。
「ロケ弁」とは、映画やドラマなどの撮影時、出演者やスタッフに供される弁当のこと。撮影の誘致や撮影場所の情報提供などを行っている山口市フィルムコミッションが昨年9月、「ハードスケジュールの中、ホッと一息つけるおいしい弁当の存在は、その後の撮影にとても大事な役割を持つ」と、ゆだもりに協力を依頼。「山口」にこだわっての開発が進められた。
食材は、嘉年米、秋川牧園の卵、阿知須の彩菜ハーブソルトなど山口市内のものに加え、無角和牛、長州どり、美東ゴボウ、長門レタス、大島ひじきなど、県産比率を9割以上にした。男性向け「ばく弁」(1500円)と女性向け「ぶち弁」(1200円)の2種類があり、前者はチキンチキンごぼうやステーキ、後者はハンバーグや季節のデザートなどをご飯の上に盛りつけ。パッケージにもこだわり、帯には素材の説明や、山口市内おすすめスポット紹介動画(約7分30秒)へのQRコードなどを掲載した。
「ばく弁」のパッケージ
「ばく弁」の内容
3日前までに予約することで、一般購入も可能。予約は、製造を担当するキシモト(TEL090-3371-1180)へ。今後は、山口県内各地のフィルムコミッションとも連携して提供機会も増やし、イベント、駅、スーパー、コンビニ等での通常販売にもつなげたい意向だ。