よく見られるツバメよりも小型で、腰の白い部分が特徴です。名前は崖や洞穴などの岩場に巣をつくることが由来で、集団営巣することでも知られます。また、コンクリート製の建造物の増加により、本来の岩場ではなく、橋桁といった人工物の営巣例が多くなっています。
山口県内では平地より山間部に多く繁殖場所がありましたが、近年では分布が拡大し、きらら浜がある阿知須地域でも繁殖が確認されています。営巣場所のまわりでは、電線にとまる様子や、エサの昆虫を捕るために飛び交う様子が見られるので、少し知名度が低いと思われるツバメの仲間にも注目してみてください。
スズメ目 ツバメ科
[全長] 14cm
[時期] 子育てのために渡って来る夏鳥
新光産業きらら浜自然観察公園 寺本 明広