「日本のクリスマスは山口から実行委員会」は、6月24日夜に総会を開催。参画団体の代表者ら約30人が参加し、本年度の事業の方向性などを確認した。
最初に、2024年度の事業を報告。実行委員会による「クリスマスイルミネーション点灯式」(12月1日)、「亀山公園(美術館横)ならびにJR山口駅ライトアップ」(12月1日~31日)、「恋するピンチョス」(同)や、各参画団体による「山口きずな音楽祭10+6 クリスマス市セレモニー『音楽の祭典』」(12月1日)、「クリスマスマーケット&冬のチョコレートまつり」(同)、「新山口イルミネーション」(11月29日~1月19日)、「スペイン・ナバラワインの夕べ」(12月21日)など、約40の団体がさまざまなイベントを12月に開催。「『12月、山口市はクリスマス市になる。』の合言葉のもと、山口市をクリスマス一色に染め上げた」とまとめた。
2025年度の事業計画には、①クリスマス市の未来創出事業②日本のクリスマスは山口から点灯式③旧山口サビエル記念聖堂シンボルモニュメント事業④総務・広報事業⑤組織体制の強化が掲げられた。①では、本事業を「『歴史』『食』『灯』『音』などの要素を掛け合わせて産業振興を図り、山口市の冬の風物詩に育て上げる」ことを目標としている。具体的には、「歴史朗読劇」の作成や、ワークショップの実施などを計画。また、昨年20店舗の参加だった食の事業「恋するピンチョス」は今年、加盟40店舗を目指す。
さらに、役員の改選もされた。灯り部会長の大原敏之さん(山口マツダ)が相談役に、金子裕太さん(金子材木店・山口商工会議所青年部会長)が副実行委員長に、大庭剛さん(オオバクリエイティブ)が灯り部会長に、それぞれ就いた。その他の役員は次の通り。(敬称略)
岡部達矢実行委員長(岡部園芸)▽小川賢浩副実行委員長兼食部会長(小川保険)▽杉本理恵子副実行委員長(えすぷらん)▽山下鉄旨総務・財務部会長(サン・ロード)▽小田雅彦歴史部会長(元山口ふるさと伝承総合センター)▽吉野めぐみ広報部会長(よしの印刷)▽河村利夫相談役(山口商工会議所副会頭・中国芝浦電子)▽多々良健司相談役(多々良造園)
「日本のクリスマスは山口から」(日クリ)事業は、日本で初めてのクリスマスミサ(1552=天文21年)がここ山口で執り行われたとの史実を地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、1997年に山口商工会議所青年部が初開催。2008年以降は実行委員会による運営となり、より多くの団体・個人が参加するようになった。