ねこ写真家として、お茶の間でも大人気の岩合光昭さん(1950年、東京生まれ)。実は、「ナショナル・ジオグラフィック」誌の表紙を2度も飾るなど、世界的にも高く評価されている動物写真家です。
山口県立美術館では、その全体像をご紹介するべく、南米の熱帯湿地パンタナールに生息する多種多様な動物の生態を撮影した「パンタナール」展と、ライフワークとして半世紀以上にわたって撮り続けているイエネコを軸に、野生のネコ科動物たちも交えた「THE CATS ねこ科」展を同時開催しています。
本日ご紹介するのは、パンタナールに生息するカピバラ。岩合さんの解説によると、「カピバラの鼻息でウシタイランチョウが飛ばされているのではなく、鼻の上に下りようとしている」瞬間とのこと。
※「岩合光昭写真展」より(9月7日まで)
山口県立美術館 河野 通孝