山口県立山口博物館で、山陽新幹線全線開業50周年記念「山陽新幹線50年展」が開かれている。8月31日(日)まで。
山陽新幹線は、1972年3月に新大阪・岡山間が開業。1975年3月に博多まで延伸され、全線が開通した。展示コーナー「新幹線、伸びる!」では、全線開通までの歩みを、開通時のポスター、記念品、記念切符など、当時の資料で紹介している。
続く「新幹線、走る!」では、山陽新幹線を彩った車両たちにスポットを当てた。「夢の超特急-0系」「2階建てでより早く快適に-100系」「『のぞみ』登場!-300系」「初の300km/h運転-500系」「快適な車内-700系7000番台『ひかりレールスター』」「新幹線、九州へ」と、その進化を伝えている。JR西日本が独自に開発した唯一の新幹線車両・500系の誕生に向けた試験車両・WIN350に関する展示も見ものだ。
また「新幹線、楽しむ!」コーナーでは、車内販売や食堂車などに関する、乗車中の「お楽しみの回想録」が展示されている。新幹線の製造に関わっている県内企業を紹介する「新幹線とやまぐち!」コーナーもある。
そして「新幹線を体験しよう!」として、Nゲージジオラマ操作体験(有料、要オンライン予約)、新大阪駅から博多南駅までの車窓映像を約20分に凝縮し、大型スクリーンに映し出す「イマーシブムービー」、萩商高生徒が製作したミニ新幹線(ドクターイエロー)乗車体験(小学生以下限定)などの催しもある。
展示総数は約150点。休館日は月曜・火曜(8月11日と12日は開館)で、開館時間は午前9時から午後4時半(入館は4時)まで。入場料は、一般1000円、学生・シニア(70歳以上)650円。18歳以下は無料。問い合わせは同館(TEL083-922-0294)へ。