戦争の悲惨さと平和の大切さを訴える企画展「第27回山口・平和のための戦争展」が、8月23日(土)と24日(日)に、山口市民会館(山口市中央2)展示ホールで開かれる。入場無料。時間は、23日が正午から午後5時、24日は午前10時から午後4時まで。主催は、新日本婦人の会山口支部や山口市原水協などで作る同実行委員会(谷本須美委員長、TEL083-923-3983)だ。
今回のテーマは「戦後80年、今こそ核兵器禁止で世界の平和を」。ウクライナ戦争、パレスチナ紛争、憲法と安全保障、防衛費と子育て予算、格差と貧困等多くの問題が重なり、国内外ともに解決の見通しが立たない複雑な情勢の中、核兵器禁止条約を実現し、平和憲法を守り、「戦争をしない日本」を次世代に継承しようとの思いで開催される。
展示内容は「広島の高校生が描いた原爆の絵」、「戦時中の歌集から見える人々の暮らし」、はだしのゲン等「漫画・絵本」など。折り鶴を作るコーナーも設けられる。
さらに、「原水爆禁止2025年世界大会報告」(両日午後1時半~)や「ノーベル平和賞授賞式オスロツアー同行記」(23日午後1時40分~)などのトークイベントも開かれる。
主催者は「今年は戦後80年・被爆80年の年。現在放送中のNHK朝ドラ『あんぱん』の中で『変わらない正義とは?』という言葉が出てきた。それは『誰もが幸せに暮らせる世の中』『戦争のない平和な世の中』ではないだろうか。そんな思いを胸に、賛同する人たちで本展を続けてきた。8月の暑い中ではあるが、ぜひ足を運んで」と来場を呼び掛けている。