「薩摩焼 十五代 沈壽官展」が、7月8日(水)から13日(月)まで、山口井筒屋(山口市中市町3)5階の美術ギャラリーで開かれる。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、多くの戦国大名が、現地の陶工を日本に連れ帰った。鹿児島では、島津義弘によって日本に渡った沈当吉によって、約400年前に薩摩焼が誕生した。以降陶技を磨きつづけた沈家の作品は、秘伝の透かし彫りや華麗な装飾で彩られる「白薩摩」と、素朴な味わいの「黒薩摩」など、高い評価を受けている。
十五代は、十二代から続く当主名「沈壽官」を1999年に襲名。新しい薩摩焼を追求している。今回の個展に際し「共に秀吉の朝鮮出兵に絡む歴史を共有する萩焼と薩摩焼だが、毛利家と島津家の統治のあり方の違いは、全く異なった焼き物を生み出した。初めて山口の地で作品を並べることに特別な思いがある。ぜひ作品を見てほしい」と話している。11日(土)と12日(日)には来場し、11日午後2時からはギャラリートークも予定されている。