世界に誇れる雪舟が最も長く居住し、最高傑作「国宝・四季山水図」を創作したここ山口市。そのことから「水墨の郷やまぐちを全国に発信」すべく活動を続けている墨風会山口支部(TEL083-922-4426)による第11回水墨画展が、C・S赤れんが(山口市中河原町5)で5月24日から27日(日)の午前10時から午後5時(最終日は3時半)まで開かれる。
日本の現代水墨画を代表する作家・濱中応彦(山口市出身、日本水墨画美術協会専務理事)が主宰する同会。会場には54点が並び、中でも濱中の作品「絆」は、クジラをモチーフに親子の愛情を描いたもので、120号(約1畳)の大きさだ。
「雪舟生誕600年にあたる2020年に向けて盛り上げたい」と濱中。最終日の午前10時半から正午まで、濱中による水墨画体験会(当日先着8人、無料)も開かれる。