「どう拓く新たな時代!~一人ひとりに輝けるステージを」をテーマにした学習会が、10月11日(土)に開かれる。会場はカリエンテ山口(山口県婦人教育文化会館、山口市湯田温泉5)で、時間は午前10時から午後3時半まで。やまぐちネットワークエコー(西山香代子代表、TEL090-1338-2058)の主催で、参加費は500円。
少子高齢・人口減少社会を迎え、世代間の抱える課題は多様になっている。各世代がアンコンシャス・バイアス(人が無意識のうちに持っている固定観念や偏見)に気づき、「仕事・結婚・子育て」「学習」「老後」と、人生のステージごとの課題解決について話し合って、世代を超えてつながることのできる事業を推進するリーダーを養成しようと開催される。
開会およびオリエンテーションに続いて午前10時20分から、独立行政法人国立女性教育会館理事長の萩原なつ子さんが「令和時代の男女共同参画!~一人ひとりに輝けるステージを」の演題で講演する。萩原さんは、1956年山梨県生まれ。明治学院大文学部を卒業し、広告代理店に勤務。結婚退職後、同大社会学部で再度学び、大学の研究室で働きながら子育てもしつつ、お茶の水女子大大学院修士課程を修了した。その後、公益財団法人トヨタ財団アソシエイト・プログラムオフィサー、東横学園女子短大助教授、宮城県環境生活部次長、武蔵工業大助教授を経て、2022年3月まで立教大教授を務めた。同年4月に国立女性教育会館理事長に、2024年4月に日本NPOセンター代表理事に、それぞれ就任している。
そして、午後からはまず、障害者のアート活動を通じて社会参加や収入支援に取り組んでいる七福(光市)の松村瞳代表理事と、毎月2回高齢者に給食配達をしている伊保庄さざ波会(柳井市)の松村哲夫会長が、それぞれ「実践事例」を報告する。
続いて、課題解決のためのワークショップ。テーマに、
- 「障がい者が活躍できるような支援とは(伴走支援)」
- 「高齢者のチカラが発揮できる地域にするには(シニアの地域貢献)」
- 「地域の子育て支援とは。子育てに優しい地域になるには」
- 「仕事・子育て・介護のケアバランスに必要なこととは」
- 「現役世代の活躍スキルアップ支援とは(研修・居場所づくり・マッチング)」
- 「若者の活躍を応援する地域とは」
- 「働きたいシニアを応援するには(スキルアップ研修・マッチング)」
- 「高齢者の困りごと支援には」
の8項目を事前に用意。「その他(参加者からの提案テーマ)」も含めて、自分が感じている地域課題を一つ選び、同テーマを選んだ人同士でグループをつくる。各グループでは、課題解決に向けた事業企画を立案・発表。全グループの発表終了後には、萩原さんによる総括もされる。
西山代表は「だれもが活躍できる地域にするには、個人、企業、地域が課題解決のために連携したり、つながることが大切。そのための一歩になれば」と話し、参加を呼び掛けている。
午前(定員100人)と午後(同60人)、どちらか一方だけの登録も可能。希望者は、同団体(FAX083-923-9833、v-kayo@c-able.ne.jp)へ、申し込みフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfeRFsh9NuvfaOV2wHDVG4Car7jAUDyL5SJywiRco-v1iJ6-Q/viewform)、ファクス、メールのいずれかで、名前、住所、電話番号、参加時間帯(午前・午後)を伝える。締め切りは9月25日(木)。