バロック・フルート、リコーダー、チェンバロによる音楽演奏が楽しめる「三つの古楽器による音の対話」が、11月3日(月・祝)午後2時から、C・S赤れんが(山口市中河原町5、TEL083-928-6666)で開かれる。同館と山口市の主催。
ジャック=アントワーヌ・ブレッシュ(バロック・フルート&リコーダー)、水内謙一(リコーダー)、村上暁美(チェンバロ)の3人が出演する。
水内謙一
村上暁美
「吹いた息がそのまま音になるリコーダーは、甘く親しみやすい素朴な音色。アンブシュア(唇の形)で音色を作るフルートは、陰影のある深い音色。どちらも17世紀から18世紀初頭のバロック期に人気のあった木管楽器だが、その性格やレパートリーは異なっている。この催しでは、フルートとリコーダー両方の名手として知られ、ヨーロッパの主要なバロック・オーケストラで活躍するジャック=アントワーヌ・ブレッシュをフランスから迎え、フランスとドイツ・バロックのレパートリーを演奏。『縦』のリコーダーと『横』のバロック・フルート、2種類の笛のハーモニーを楽しみつつ、当時の雰囲気を少しでも感じてもらえたら」と主催者。
演奏曲は「フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV 1032」(バッハ)、「トリオソナタ ト長調 BWV 1039」(同)、「無伴奏フルートのためのファンタジア」(テレマン)、「トリオ・ソナタ」(シェロン)など。
前売り券は2000円で、同館、YCAM、山口市民会館、サンパークあじすで購入できる。当日券は2500円で、残席がある場合のみ販売される。