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札の辻・21
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明日から大相撲春場所が大阪ではじまる。
朝青龍、千代大海の引退、貴乃花新理事就任など相撲協会と共に土俵上の新陳代謝など話題豊かに注目される場所だ。 朝青龍は独特なキャラクターを持った力士で、三役の頃まではただ負けず嫌いのハングリー精神横溢を感じる力士だったが、横綱になると我がままで異状な態度が目立ってきた。遂には泥酔して一般人を殴打負傷させる事態に至る。 朝青龍の天敵と呼ばれた元横綱審議委員の内舘牧子さんは朝青龍の引退に際し『彼の引退で寂しくなったという声もあるけど、作家でもスポーツでも誰かが居なくなれば次が必ず出てくる。余人をもって代え難いとよくいうが、この世は余人だらけである。必ず朝青龍に代わる力士が出てくれる。私にとってビン付油の匂う世界に10年も過ごさせて頂いたことは幸せだった。心残りは日本人横綱ができなかったこと』と語っていた。 また作家野坂昭如氏は『角界は大いにゆれている。日本の国技はいまどこへいったのか。伝統相撲と神事が渾然一体化しているのが大相撲の世界だ。子どもたちが草の上でとっ組み合いをしなくなって久しい』と嘆く。 さて先場所12勝3敗で敢闘賞を受賞した郷土力士豊響に「平成の猛牛」復活の期待は大きい。また郷土力士豊真将には出足に力強さが欲しい。 ふたりの相撲が難波に塩の花を添える。(鱧) |
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