誰もが幸福感を持って安心して暮らせる"持続可能な社会"にしていくためにも、生活の拠点である「地域」における老若男女のリーダー役の育成・活躍が求められる。そこで、「地域における男女(とも)に活躍推進セミナー 令和時代の新たなチャレンジ!~地域を動かし未来へつなぐ」が、11月8日(土)午後1時から4時まで、山口県婦人教育文化会館(カリエンテ山口、山口市湯田温泉5)で開かれる。「男女を問わず、誰もが自治会長など『長』の役職を担えるように」と、山口市およびやまぐちネットワークエコー(西山香代子代表、TEL090-1338-2058)が主催する。「関心のある人」なら無料で参加可能で、定員は70人。
オリエンテーションの後、山口大経済学部教授でダイバーシティ推進担当副学長の鍋山祥子さんが「いろいろな人の暮らしを包み、支える地域であるために」の演題で30分間基調講演する。
続いて、坂本京子さん(レベルフリー代表、気象防災アドバイザー)が家族・地域・企業を巻き込んだ災害への備えに関する取り組みを、上野敦子さん(Base☆Ajisu 地域学校協働活動推進員)が課題を抱えた子どもたちの居場所づくりについて、「苦労したこと」「良かったこと」「今後の課題」など実践活動発表する。
その後、「地域でつながる方法を考える~みんなが、それぞれ、少しずつ」がタイトルのワークショップ。テーマとして、
- 「どうすれば(各世代の)女性リーダーを育成できるのか?」
- 「若い世代がもっと地域に入る(地域の活動を知る)ためには、どうすればいいか?」
- 「防災意識を地域で(多世代に)ひろげるための工夫」
- 「避難時の助け合いの方法(1人暮らしの世帯が増えるなかで)」
- 「女性に優しい(安心できる)避難所の工夫」
- 「ペットに優しい避難所の工夫」
- 「アレルギーや投薬など特別なニーズが必要な人のための避難所の工夫」
- 「小中学校と地域の人たち(地域団体など)とのつながりのつくりかた」
- 「子どもたちの居場所づくりのためにできること?(未就園児)」
- 「子どもたちの居場所づくりのためにできること?(小中学生)」
- 「やがて来る災害に備えるための、地域の人(大学生含む)と企業と行政の連携方法とは」
の11項目を事前に用意。「その他(参加者からの提案テーマ)」も含めて、自分が感じている地域課題を一つ選び、同じテーマを選んだ人同士でグループを作って話し合う。各グループには、山口大経済学部で地域政策を学んでいる学生も参加する仕組み。「将来地域を担う若者たちと共に話し合ってみることで、新たな発見があるはず」と主催者は参加を呼び掛けている。
参加希望者は、同団体(FAX083-923-9833、v-kayo@c-able.ne.jp)へ、申し込みフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSemYZUGARMV2BgYx9cIJaHcw7ZKmHkSSjR0HU70yh4epAjlIg/viewform)、ファクス、メールのいずれかで、名前、住所、電話番号を伝える。締め切りは10月29日(水)。