山口の晩秋を時代行列で彩る、毎年11月23日(今年は日・祝)に開催される山口天神祭の「お稚児さん」が募集されている。
子どもの健やかな成長を、11月などに感謝する「七五三」の中でも、男女ともに祝われる3歳児を皆でお祝いしようと、山口天神祭では3歳児を乗せる「宝恵籠(ほえかご)」が行列に加えられている。
当日は、古式ゆかしい装束に化粧を施して「宝恵籠」に乗る。神役や備立(そなえたて)行列など大勢が練り歩く中、小さなお稚児さんを乗せた籠はひときわ愛らしく、沿道の見物客の心を和ませている。一方、参加した子の保護者からは「3歳時の一生の思い出になった」との感想も聞かれている。
参加費は2万5000円で、着物、足袋、草履の準備が別途必要。定員は8人。希望者は、主催する古熊神社(〒753-0031 山口市古熊1-10-3、info@furukumajinja.com、TEL083-922-0881)に、住所・氏名・年齢・保護者名・電話番号を、はがきまたはメールで伝える。締め切りは10月31日(金)。