10月9日に発売された旅行ガイドブック「地球の歩き方 山口市」(A5変形判、税込み2200円)が、山口市内の書店やアマゾンなどオンライン書店での売れ行きが好調で、発売後1週間もたたずに重版となった。
明屋書店MEGA大内店(山口市大内千坊2)の佐藤秀志店長に聞くと、同店では発売と同時に400冊を店頭に並べたが、程なく完売。そのため400冊を追加発注したという。自分用だけでなく、プレゼント用にと複数購入する人も多く、「山口市民の『山口市愛』の強さを感じる」と話す。
同書の表紙を飾っているのは、国宝・瑠璃光寺五重塔のイラスト。以降、256ページにわたって、山口市の魅力が紹介されている。
市の基本情報に続いて巻頭では、「イベント&観光カレンダー」、ガソリン消費量&チョコレート支出額日本一や日本初のクリスマスミサなどを取り上げた「なんでも日本一&日本初」、「山口市でしたいこと10」、「1泊2日&日帰りモデルプラン」といったテーマ記事が掲載。
続いて「テーマで楽しむ山口市」と題されたコーナー。米紙ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」に山口市を推薦したクレイグ・モドさんによる街案内「西の京・山口~古都巡り」、ばりそばやチキンチキンごぼうなど「山口ソウルフードはコレだ!」、中心商店街や湯田温泉街の散策プラン、「山口市の酒はなぜうまい?」、「大学都市・山口市のキャンパス訪問」、500人が回答したアンケート調査による「山口市民の生態を調査せよ!」など、13の特集が組まれている。
以降は、「交通ガイド」、中央・南部・北部にある施設などを紹介した「エリアガイド」、旧石器時代からの年表やお祭りなど「歴史と文化」、山口外郎の比較など「グルメ」、おみやげセレクションや道の駅・直売所の紹介「ショッピング」、「旅の準備と技術」、「山口市便利MAP」といった内容だ。「旅の準備と技術」内「旅の情報収集」コーナーでは、情報源としてサンデー山口も紹介されている。
海外旅行のガイドブックとして知られる「地球の歩き方」の「国内版」は、2020年に誕生。単独の市としては、「北九州市」、「横浜市」に続く3市目の発刊で、政令指定都市以外の国内版は初。10月23日には、4市目となる東京都「調布市」が発売された。