5月3日から6日(日)まで「維新の陶工 大和作太郎と山口焼」展が、山口市菜香亭(山口市天花1)で開かれる。主催は、山口萩焼作家協会(TE083-929-3150)。
会場には、山口萩焼の開祖・大和作太郎と同協会員の作品、そして作太郎も関わった「山口焼」、計約70点が並ぶ。
初日の午後5時から6時まではシンポジウムも開催。山口市美展の審査委員長も務める美術評論家の木本信昭さんが「山口焼について」、山口県指定無形文化財萩焼保持者で作太郎の孫に当たる大和保男さんが「作太郎など総括」の題で話す。続いて「謎の山口焼クイズ」。よく似た防府市の「西浦焼」や北浦「須佐焼」などから、山口焼を当てるクイズで、正解者には協会員のぐい呑みやカップが進呈される。
作太郎の萩から山口への進出は1890(明治23)年。下竪小路の萬代家が創業した山口焼の職長として招かれたためで、2年間職長を務めた。そして、37歳で宮野大山路に独立開窯。今の山口萩焼につながる。
同協会に所属しているのは、大和保男、大和祐二、大和義昌、大和稔、大和猛、大和努の各氏。