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連載
見立寒山拾得(部分)  小村雪岱 1930年代 絹本・墨画
2021.07.22
【サンデー美術館】No.279 「小村雪岱スタイル展より」
 画中の二人は、どうやら「細面で全てが整った」下谷の芸者福子と、料亭「宇佐美」の女中で「瓜実形の美人」お琴のようである。評判の二人が、額をつき合わせ何かを企んでいる。おそらくは、お琴が福子にせがんで落葉に何か書いてもらっているのである。筆先をじっと覗き込む眼差し、祈るような可憐な手つき、ぎゅっと捩れた肢体。「ははぁん、恋文の代書だな」と思われた方、惜しい。殿方に直に想いを告げるような、そんなはしたない真似はしないのです。この葉っぱは七夕の短冊の代わり。元々、願い事とは葉に書きつけられるものだったようなのです。
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