弦楽四重奏団「クァルテット・インテグラ」のリサイタルが、5月24日(土)午後2時から、秋吉台国際芸術村(美祢市秋芳町)で開かれる。
同団は、桐朋学園に通う三澤響果(第一バイオリン)、菊野凜太郎(第二バイオリン)、山本一輝(ビオラ)、築地杏里(チェロ)によって2015年に結成され、2018年から4年間サントリーホール室内楽アカデミーに在籍。その後は、ロサンゼルスのコルバーン・スクールでレジデンス・アーティストとして、マーティン・ビーバー、ジョナサン・ブラウン、クライブ・グリーンスミスに師事している。同芸術村が主催した第8回秋吉台音楽コンクール(2019年)では、弦楽四重奏部門第1位、ベートーヴェン賞、山口県知事賞(グランプリ)に輝いた。そして、2021年のバルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位、翌2022年の第71回ミュンヘン国際音楽コンクールでも弦楽四重奏部門第2位&聴衆賞を受けた。ニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルト、フィレンツェ、ナポリなどでもリサイタルを開催するなど世界的に活躍しており、国内でも第一生命ホールやトッパンホールなどでベートーヴェンやブラームスなどを取り上げたシリーズに取り組んでいる。昨年3月には、一昨年末に脱退した築地に代わり、韓国人チェリストのパク・イェウンが正式加入。全員が20歳台の「若き弦楽四重奏団」だ。
今回は、2023年と2024年に続く同芸術村での3回目のリサイタルとなり、「芸術村のコンクールを機に弦楽四重奏で進もうと決めた彼らが、国際舞台でも活躍していく様子を一緒に見てほしい」と主催者。
演奏曲目は、「弦楽四重奏曲第1番ヘ長調作品18-1」(ベートーヴェン)、「弦楽四重奏曲第2番」(リゲティ)、「弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74『ハープ』」(ベートーヴェン)など。
入場料(全席自由)は、一般2500円、学生1000円。ローソンチケット(Lコード:64131)で事前購入、もしくは同施設のウェブサイト(https://aiav.jp/24695)で予約できる。問い合わせは同施設(TEL0837-63-0020)へ。未就学児は入場不可。