「大祓」とは、6月と12月のみそか(最終日)に行われる、日常で犯した罪や心身の汚れを除くための神事。6月の「夏越の大祓」は、1年の折り返しにあたる時期に半年分のけがれを落とし、残り半年の健康および厄よけを祈願するもの。厄落としの方法は、設置された茅の輪(チガヤで作った輪)をくぐることでけがれを取り除く「茅の輪くぐり」だ。上半期が無事に過ごせたことに感謝し、罪やけがれを落とし、下半期の無病息災を祈る。
次に挙げる山口市内の神社でも、「夏越の大祓」神事が開かれる。茅の輪は、神事後もしばらくの間は設置される。
仁壁神社(山口市三の宮2)
「夏越の大祓」前日の日曜日、6月29日午前11時から祭典。夏越の大祓祭と茅の輪くぐりに加えて、薬膳粥が振る舞われる(午前11時から午後3時まで)。
山口大神宮(山口市滝町4)
祭典(おはらい)は6月30日(月)午後3時からで、誰でも参加できる。茅の輪くぐりは3時半から。祭典に参加し、茅の輪をくぐった人にはお札が授与される。茅の輪は、7月15日(火)までくぐることができる。
古熊神社(山口市古熊1)
誰でも参加できる神事は6月30日午後4時から。参列者はおはらいを受けた後、境内にある茅の輪をくぐる。
今八幡宮(山口市八幡馬場)
「仕事帰りでも間に合うように」と、誰でも参加できる神事は6月30日の午後5時半から。