山口高「理数科・文理探究科 探究発表会」が、2月7日(土)午前9時から午後1時まで、山口県健康づくりセンター(山口市吉敷下東3)で開かれる。入場は無料で、事前申し込みも不要。
同校に本年度誕生した「文理探求科」1年生の「理数探究基礎」と、理数科2年生による「理数探究」の発表会だ。1年間の成果をまとめることで、探究活動への自己の理解を深めるのが目的。さらに、両科の魅力を一般市民に向けて発信する場とも位置づけられている。
梅田憲和校長のあいさつ等に続き、9時10分から10時50分まで、理数科生徒によるステージ発表。1月28日の校内選考会において、15テーマの中から今回発表される6テーマが選出された。内容は次の通り。
- 「スプラッシュの挙動」水はねと表面の凸凹具合との関係を調べ、水はねが小さくなる条件を見つける
- 「どこでも実践可能なアクアポニックスモデルの確立」魚と植物を同じ水槽で生育させる条件を検証
- 「植物発電」野菜の種類や土壌の違いなどが植物発電に与える影響を検証
- 「細胞外多糖を分離したイシクラゲの可能性」道端でみられるイシクラゲが細胞外多糖を分離した状態でも窒素固定を行うのかを検証
- 「根菜類の栽培における光の影響」山口大農学部の執行正義教授が発見した「Shigyo法」を根菜類に応用できるか検証
- 「温泉水を用いた農作物の生育」水道水と湯田温泉の温泉水によるシクラメンの生育具合の違いを、山口農高と共同で研究
続いて、11時5分からは文理探求科の生徒たちによる「ポスター発表」。客席を撤去するなど会場内の模様替えがされ、研究成果をまとめた大判ポスターをテーマごとにパネル掲示。発表者はその前で説明する。参加者は、会場内を自由に移動し、興味のある発表を選んで見聞きできる。テーマは、「山口の観光客を増やすために~山口とクリスマスのつながりをいかした町おこし」「山口市の建造物について」「山口弁を生かした観光プロモーションの可能性」「山口鷺流狂言に英訳を通じて近づく」「男性用小便器における飛び散りの研究」「徳地和紙の魅力を身近に」など、全部で66。発表は、4回に分けて各20分間、午後0時35分まで実施される。全てのテーマは、同校ウェブサイト(https://www.yamaguchi-h.ysn21.jp/)内の特設ページで紹介されている。
最後に、0時50分から、講評などの閉会行事が行われる。
同校探究活動推進室(TEL083-922-8511)の河内満教諭は「1年間を通して取り組んだ探究活動の成果に対し、積極的に質疑応答もしてもらえたら」と話し、徳永志保教頭は「山高生がどんなことに興味を持って『自分の好き』を究めているのかを楽しんでいただけたら」と来場を呼び掛けている。途中の入退場は自由。
文理探究科は、探究的・発展的・先進的な学習活動に取り組んでもらおうと山口県が、同校、岩国高、徳山高、宇部高、下関西高、萩高の県立6高校に2025年度に導入。山口高では、受験時に2クラスが「くくり募集」され、1年次は文理探究科生として学ぶ。2年への進学時に、以前からある理数科もしくは新設の「文科」かを選択し、2年・3年ではそれぞれのカリキュラムに沿って学ぶ。