十朋亭維新館(山口市下竪小路)で、企画展「萬代家コレクションで楽しむ 春夏秋冬」が開かれている。3月30日(月)まで。
十朋亭とは、この地で代々しょうゆの醸造業を営んできた萬代家の離れのこと。幕末期には長州藩の「御用宿」となり、藩の役人や維新の志士たちが多く訪れた。2014年、十朋亭とともに萬代家の母屋・蔵と竪小路沿いの家屋・敷地が、萬代家から山口市に寄贈。その地に本館が新築され、その他の施設には維持補修を施す形で、十朋亭維新館は整備された。
幕末期の来客へのもてなしの場面で活躍したのが、室内にあっても四季を感じさせるさまざまな調度品。同家伝来の書画、茶道具、食器などは、2003年と2014年に萬代家から山口市に寄贈された。本展ではその中から、「白磁 染付木莵(ミミズク)形香炉」(同館蔵)や「絹本着色 菊図」(兼重暗香筆、山口市歴史民俗資料館蔵)など、特に季節を感じさせる13点が展示されている。
同館の立石智章学芸員は「展示品を通じて、萬代家の人々のおもてなしの心を感じ取ってもらえたら」と話している。
クイズラリー「幕末の偉人5人をさがせ!」
同館では、「なぞ解き館内ラリー『山口の幕末の偉人5人をさがせ!』」も合わせて開催中。本館、史跡十朋亭、杉私塾、萬代家主屋の4館のどこかに、伊藤博文、大村益次郎、井上馨、久坂玄瑞、毛利敬親のミニパネルが設置されている。専用用紙に掲載されている「なぞとき」によってそれらを見つけ出し、各パネルに書かれている文字から「キーワード」を完成。カウンターに提出すると、オリジナルグッズをもらうことができる。
本館展示室の観覧料は、大人200円、小中学生100円。火曜は休館。問い合わせは、同館(TEL083-902-1688)へ。