「山口でなかなか上映される機会のない良質な単館系新作映画を、自分たちの手で上映・観賞する」ことを目的に活動している「西京シネクラブ」（大久保雅子代表）は、6月15日（日）に「アーサーズ・ウィスキー」（2024年、イギリス）を上映する。会場は山口市民会館小ホール（山口市中央2）で、上映時間は午前10時半、午後2時、7時からの3回。
発明家だった夫アーサーを突然亡くしたジョーンは、親友のリンダ、スーザンと一緒に夫の作業場を片付けている時に、秘密のウイスキーを発見する。3人でウイスキーを飲んで目覚めると、なんと身体が突然20代に若返っていた！ 彼女たちは昔を思い出し、若者たちが集まるナイトクラブに繰り出すものの、中身は70代のまま。ハメを外しすぎてしまい、数時間後には元の姿に戻ってしまう。ウイスキーが残っているうちに、もう一度若返って願望をかなえようと決めた彼女たちは、人生最後の冒険としてラスベガス旅行を計画。ラスベガスでのさまざまな体験を通じて、見た目の若さよりも「ありのままの自分」でいることの大切さに気づいていくが、ある日予想外の事件が発生し…。
夫を亡くしたジョーン役はテレビや舞台を中心に50年以上のキャリアを持つパトリシア・ホッジ、離婚経験を持つリンダ役はオスカー女優で今も出演作が絶えないダイアン・キートン、キッチンカーの男に恋するスーザン役はシンガーでもあるルルが演じる。そして、本人役としてミュージシャンのボーイ・ジョージが特別出演。監督は、モナコ国際映画祭で作品賞・脚本賞・監督賞を受賞した「My angel」（2011年）のスティーヴン・クックソンが務めた。
チケットは、当日会場で販売。料金は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。電話予約（TEL083-928-2688）すれば、一般料金のみ1500円に割り引きされる。
大久保代表は「ダイアン・キートン主演で、『カーマは気まぐれ』で1980年代に一世を風靡（ふうび）したロンドン出身のバンド『カルチャー・クラブ』のボーカリストとして知られるボーイ・ジョージも本人役で出演。楽しくて元気になれる映画」と話し、鑑賞を呼び掛けている。
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