教養講座「知っちょる? 風水の町 やまぐち~大内時代から続く、住みやすく災害の少ない町」が、7月5日(土)午後1時半から3時半まで開かれる。主催は山口市男女共同参画ネットワークで、会場は山口市男女共同参画センター(山口市中央2)。参加料は500円で、定員は先着30人。
約660年前、周防国と長門国を治めていた大内弘世は、京の町にならったまちづくりを始め、後に「西の京」と呼ばれるほど繁栄した大内文化の礎を築くことになった。そのまちづくりは、京の町から陰陽師(おんみょうじ)を呼び寄せ、風水の恵方に基づいて実施したといわれている。すなわち、周防国山口を四神(東に青龍、西に白狐、南に朱雀、北に玄武)によって四方を守られた「四神相応(しじんそうおう)」の地と位置づけた。
その逸話を観光誘客などに生かそうと、シビックプライド醸成に繋がる歴史文化遺産活用推進協議会(渡邉純忠会長、TEL083-925-2300)はこのほど、東西南北と中央の5カ所に観光看板を設置した。場所は、山口市菜香亭(東・青龍)、狐の足あと(西・白狐)、JR山口駅(南・朱雀)、香山公園観光案内所(北・玄武)、山口ふるさと伝承総合センター(中央・黄龍)だ。2026年10月から12月までの山口デスティネーションキャンペーン(DC)をにらみ、今年10月から12月の山口DCプレキャンペーン、2027年10月から12月までの山口DCアフターキャンペーン時には、回遊促進事業を予定する。
そして今回の講座は、やまぐち萩往還語り部の会の松井邦昭会長が講師を務める。松井さんは、同協議会のメンバーで、同ネットワークの理事も務めている。
聴講希望者は、はがき・電話・メールのいずれかで、氏名、住所、電話番号を、山口市男女共同参画ネットワーク(〒723-0211 山口市大内長野1726、TEL090-7592-6648、djksnet0401@gmail.com)に伝える。締め切りは6月25日(水)。
「自分の住む町のことを知るきっかけになれば。気軽に参加してほしい」と主催者。