腎臓病でよく知られているeGFRは、正にいま現在の腎機能を表す数値であり、患者さんご自身でどの程度障害が進んでいるか理解しやすいとても優れた指標です。
しかし、腎臓内科の診察では、その瞬間だけではなく将来どのようなスピードで腎臓の障害が進行するのかを読み解きます。将来何歳の時にどの程度まで進行しているのか、天寿を全うするまでに末期腎不全(透析)になる可能性はあるかを推測し、それを前提として追加検査や投薬治療の必要性を考えていきます。
そのとき役立つのが過去の検査結果です。腎臓は過去の実際のデータに基づく「eGFRスロープ」を作ることで、経年劣化すなわち過去の歴史がわかり、さらには将来を予測することができます(視覚的にわかり易いグラフです)。
健診あるいはかかりつけ医での検査結果を持参していただくと、グラフを見ながら説明が可能です。腎臓病がご心配な方はぜひ専門医の受診をご検討ください。
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