背中面は光沢のある暗緑色で、頭部から後方に伸びる飾り羽が特徴。稲刈り後の田んぼなどで観察でき、主に昆虫やミミズをエサとします。飛び立つ際などに「ミュー」と猫のような声を出し、ふわふわとした飛び方も特有の動作です。
国内では、北海道や東北地方で旅鳥として春と秋の渡りの時期に見られ、山口県では冬鳥として飛来し、山口湾周辺の農耕地でも数十羽の群れを観察することができます。図鑑などで写真を見ると目立ちそうに思えるものの、田畑の地面がでこぼこになっていると意外と見つけにくいかもしれません。じっくりと探して美しい姿を観察してみてください。
チドリ目 チドリ科
[全長] 32cm
[時期] 越冬のため渡って来る冬鳥
新光産業きらら浜自然観察公園 寺本 明広