百日咳は、百日咳菌(一部はパラ百日咳菌)により起こる急性の呼吸器感染症です。感染力は非常に強く、感染者の咳やくしゃみで広がっていきます。
1週間程度の潜伏期間を経て、風邪症状から次第に咳がひどくなってきます。1歳未満、特に生後6カ月未満の赤ちゃんや高齢者(特に肺の病気のある方)で重症化する危険性があります。“風邪だから…”と思っていると、それが赤ちゃんにうつって入院…ということになるかもしれません。
日本では現在、生後2カ月からワクチンを接種しています。乳幼児の重症化予防には寄与していると考えられますが、ワクチンを接種しても5歳以後の効果は落ちているとの報告があります。感染拡大予防のため追加のワクチン接種が必要と考えられますが、実施予定はありません。もともと効果のあった抗生物質への耐性化が進んでいるとの報告もあり、注意が必要な感染症となっています。
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