胆のうポリープは健診などで偶発的に見つかることがほとんどです。大半は良性ですが、稀に悪性のものや、その傾向があるものが紛れています。まずは大きさが大事で、10mm以下であれば基本的にはほとんどが良性と考えられ、経過観察でよいと思います。10mmを超えると悪性の頻度が増すと言われます。また10mm以下でも、ポリープの根本が富士山のような末広がりのもの、ポリープの形がいびつなもの、段々と大きくなっているものは注意が必要です。
胆のうは身体の奥にある臓器なので、ポリープを直接観察したり組織をとったりすることができません。悪性が疑われる際には、手術で胆のうごと摘出してポリープの良悪を確かめるしかありません。
このようにポリープの良悪の判断は難しい面があるので、胆のうポリープを指摘された方は、その後も定期的に腹部エコーを受けられ、悪性の兆候がないか確認することが推奨されます。
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