外用・光線療法に加えて、2010年から注射薬(生物学的製剤であるアダリムマブとインフリキシマブ)が使用可能となりました。
当時、初めて患者さんにアダリムマブを投与した時は、みるみる皮疹が消えていくことに衝撃を受けました。簡単に一言で説明するのは難しいですが、炎症に関わるサイトカイン(細胞間メッセンジャー)であるTNFαを阻害することにより、乾癬の症状を改善する注射薬です。その後、様々な生物学的製剤(注射)や免疫調整薬(内服)が乾癬に対して承認を受けて現在に至っています。
乾癬では皮膚症状が目立ちますが、炎症サイトカインの影響で、血管や関節、その他臓器でも炎症が起こることがあります。よって、全員ではありませんが外用だけではなく内服・注射薬が必要となる場合があります。
乾癬と診断され、少し高価であっても内服や注射といった治療を試してみたい方は、お近くの皮膚科に相談してみてください。
住所 | 山口市小郡下郷786-10 |
---|---|
TEL | 083-976-1214 |
ウェブサイト | https://mominoki-hifuka.com/ |