アルツハイマー病は、アミロイドβ(Aβ)と呼ばれる蛋白質の異常によって引き起こされると考えられています。正常な方では、産出されたAβはばらばらのまま脳から除去されますが、ADの方では塊となって蓄積し、神経細胞を障害すると考えられています。
このたび開発されたAβの抗体薬には、Aβを減少させADの進行を遅らせることが期待されています。
治療の適応は「ADによる軽度認知障害または軽度の認知症」で、診断にはPETあるいは髄液検査が行われます。抗体薬はレカネマブ(商品名 レケンビ)とドナネマブ(商品名 ケサンラ)です。前者は2週間毎、後者は4週間毎の点滴静注を18カ月にわたり行います。治療中は定期的にMRI検査を行い、脳の状態を観察します。
Aβ抗体薬による治療の詳細は脳神経内科、脳神経外科の専門医にご相談ください。
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